渡辺真理とCielo藍の対談(前編-2)


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藍:事実を事実として伝えるのはたいへんなことですよね。鑑定師の場合は、情報をオブラートに包んで話すこともできますけど、アナウンサーではそういった伝え方は難しいかもしれませんね。

渡辺:おっしゃる通り、鑑定師の方の表現とニュースの表現は同じ日本語なんですけれど、違いがありますよね。辞書や速報に間違いがあってはいけないのと同じく、ニュースや情報番組の言葉にはまず正確さが求められますが、鑑定師の方とお話しする時は、正確さも必要ではありながら、優しさや包容力、許しのような余韻も求められるかと思います。メディアが発する言葉以上に電話の向こうの鑑定師の方の言葉は心から頼られ、求められている場合も多いのではと思います。

藍:情報を伝えていらっしゃるときの真理さんの声は、「きちんと伝えよう」という男性的な力強さを感じますが、こうしてお話ししていると女性的な優しさを感じますね。

「ふ~ん」とか「へえ」とか小さな共感を抱いてもらえたら嬉しい。

Cielo藍先生
渡辺:そうですか?私生活でも女性らしさをなかなか見つけてもらいにくいタイプなので、そう言っていただけるとくすぐったいような。(笑)でも、私はたまたま大学の同級生に鏡リュウジさんがいらして、占星術に対しては親近感を持っているんです。

藍: そうなんですね

渡辺: 私個人は占いに関していいことだったら信じるくらいのいい加減さなんですが、大学一年のころから接してる鏡くんは、すでにその頃からイギリスの占星学会に行っていました。今も学者として尊敬しています。大学院では心理学を専攻されてたと思いますが、占いは人の心理とも歴史とも切り離せないですよね。

藍:歴史を辿っていくと、占いは、大きな役割を果たしてきたと思いますよ。医学や政治などにも深く関わってきましたしね。プロとして仕事していく上で、目に見えない部分でも努力や準備が必要だと思います。真理さんがお仕事の準備段階で、一番気を付けているのはどんなことですか。

渡辺:基本的なことなのですが、とにかく健康が全てのベースだと思っています。仕事の現場ではカメラさん、照明さんなど技術の方から制作スタッフ、現場以外でも編成、広報などなどたくさんの人の手を通して完成する仕事なので、自分に任されたところは出来るだけ応えられるよう、まずは健康で迷惑をかけないよう心がけたいと思っています。

藍:私もお客様に力ない声で話しては不安にさせてしまうので、元気でいなくちゃって思いますね。

プロとして目に見えない努力や準備が必要だと思います。

渡辺真理さんとCielo藍先生の対談前編終了
アナウンサー

渡辺 真理


1967年6月27日生まれ。アナウンサー。
1990年にTBSにアナウンサーとして入社。1998年にフリーに。
テレビ朝日「ニュースステーション」に番組終了まで出演。
現在は「BS歴史観」「恋するドライブ」
「Wの力 ウーマノミクス」をはじめ、
テレビやラジオ、雑誌など多方面で活躍中。


シエロ電話占い師

Cielo藍


毎月800~1000人の鑑定をこなすテレビでも
人気のフューチャー占い師。
デビュー後すぐ、その強力なスピリチュアルと
類まれなる霊感から注目を集め、
多くの著名人の鑑定も手がける。
連日多くのお客様が列をなす、
Cieloの代名詞とも呼べる、人気占い師。


前編はここまでとなります。渡辺真理さんのアナウンサーになったきっかけから、
相手に情報を「伝える」一人のプロフェッショナルとしての考え方などお話ししていただきました。
次回は…オフの日から過ごし方から恋愛話まで…!もっと、渡辺さんの深い話に乞うご期待!!!

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