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アナウンサーとして、現在も幅広いジャンルで御活躍中の渡辺真理さんとの対談が実現しました。
TBSアナウンサー時代から、正統派アナウンサーとして人気を集める渡辺さん。
そんな渡辺さんの、仕事や恋愛。普段明かされることの少ない彼女の「素顔」に、藍先生が迫りました。
誰も知らなかった渡辺さんのヒミツが、公開されるかも…!?

真理さんはアナウンサーになるべくしてなったんですね。

藍:今回は、アナウンサーの渡辺真理さんと対談する機会をいただきました。お願いし致します。

渡辺:こちらこそよろしくお願い致します。

藍:アナウンサーと鑑定師では職種は違いますが、相手に情報を「伝える」プロフェッショナルとして、共通するところ
があるかお話しを進めていきたいと思っています。まずは真理さんがアナウンサーになれたきっかけから教えてもらえますでしょうか。

渡辺:私が就職したのはいわゆるバブル真っ只中で、売り手市場の時期でした。それでも自分だけでは就職できない
かも…という不安を抱きつつ、周りの空気もさほど緊迫しない中、「そろそろ就職課に行ってみた方が」と助言を
受けて行ってみたら、TBSアナウンサー講習会の募集が来ていた有様で。今の就職生に顔向けできない
くらい抜けていたのに何とか採用していただいて、心底有難く思っています。

藍: 生まれ持っての宿命というか、真理さんはアナウンサーになるべくしてなったんですね。

渡辺: いえいえ。そう言っていただけるのは光栄ですけれど、そんなことないですよ。TBSのアナウンサー研修で
呼吸法から発声法まで教わりますが、全くできなくて。研修中に「やめよう…」と考えたのは私くらいなんじゃ
ないかな。今、思うと貴重な研修だったのに、いつも逃げ出したいと思ってました。

藍:今はどうですか?

渡辺:今も呼吸法、発声法が出来ているかと言われると完璧とは全く言えません。(笑)
ただ、現場に出ると、毎日が精一杯で技術以上に反射神経やコミュニケーションに手一杯な毎日でした。今もその延長線上でも
ありますが、延長線上で働かせていただけること自体、奇跡的に有り難い事だと思っています。

藍:テレビなどで真理さんのお声を聞くと、「あっ、これは真理さんの声だ」って分かるんですよね。
そうなるまでには非常に努力されているのだと感じます。でも、やっぱりアナウンサーに向いているんだと思いますよ、これだけ素晴らしい オーラを発していますから。

渡辺:オーラですか!?いえいえ、それこそ、オーラなんて。でも、藍先生が鑑定師になられたきっかけは大病をなさったからとうかがっていますが。

藍:そうなんです。生死を彷徨う経験をして、「私は生かされているんだな」ということを感じて
誰かの役に立ちたいと思って鑑定師になりました。でも私の場合も、鑑定師をさせていただいているという感じですね。

「伝える」と「伝わる」は違う。情報を発信する責任と難しさ。

藍:ただ、お客様の人生に関わるというプレッシャーは大きいです。その分お客様の願いが叶ったときの喜びも大きいんですけどね。 真理さんがアナウンサーのお仕事で感じる、たいへんなことや嬉しいことはなんですか。

渡辺: ひと言では難しいのですが、まず「伝える」と「伝わる」って、違いますよね?ニュースや情報番組の場合、真実とわかった事柄を出来るだけ正確にお伝えすることが軸になりますが、伝え手の意図と視聴者の方の受ける印象は近くあってほしいけれど異なる場合もあります。極力、正確に伝えるよう努めても、伝わった保証も確証もない。
そこは飽くなき挑戦で最も大変なところ…でも反面、最もやり甲斐のあるところ、届いたことが分かった場合、最も嬉しいところでもあるかと思います。
渡辺真理さんと対談
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