ジュリエット(以下ジュ):我々世代の憧れのスーパースター・名高さんにお会いできて本当に光栄です。本日はどうぞよろしくお願いします。
名高:こちらこそよろしくお願いします。ジュリエット先生は、どうして占い師という仕事に就かれたんですか?
ジュ:私はコンサルタント業をずっとやっていたんです。コンサルタントという仕事も、ギリギリのところまでいくと直感というか神頼みといった部分までいってしまうんですね。コンサルタントとかカウンセリングって占いの入口だなって思っていたんですよ。そんなときにあの大震災が起こって、何かしなくてはいけないと突き動かされて『シエロ』に在籍することになったんです。
名高:そうだったんですか。
ジュ:はい。名高さんとは、本日いろんなお話しをしていけたらと思っています。
まず、名高さんは改名されていますが、そのきっかけとなったのは?
名高:ええ、きっかけは三輪明宏さんとお仕事したことなんです。三輪さんとお仕事したのは『黒蜥蜴』の舞台だけなんですけどね。三輪さんのことは皆さんもご存知だと思うんですが、舞台に上がる前に三輪さんは「さあ、お客様に愛を与えに行きましょう」って言うんですよ。そして舞台が始まると、お客さんにどんどん愛が満ちていく感じがわかるんです。
ジュ:すごいパワーを感じる方ですものね。
名高:そうなんですよ。そんな三輪さんから「名高達郎の"郎"の字を変えた方がいいわよ」って言われたんです。「"男"という字を変えたら、徳川家康と同じ画数になって天下をとれるわよ」って。一緒に姓名判断の本をもらって、いろいろ調べたらピタリと当てはまることが多いんですよ。それで「こういう世界ってあるんだな」って感じましたね。
ジュ:改名されてから運勢は変わりましたか?
名高:あれから20年くらい経ちますけど、今にして思えば良かったなって思いますね。良い人との出会いがあったり、回転が良くなったりということがありました。
ジュ:じゃあ名高さんにとって改名は良かったということですね。
名高:そうですね。それと僕は「人間はいつも右か左かと選択をせまられているな」って思うんですよ。ギリギリで答えが見つからないとき、人間って第六感というか感性に頼る部分が大きいと思います。だから僕、毎朝"瞑想"をしているんですよ。5分くらいでα(アルファ)波に入って、それからΘ(シータ)波に入ったとき、体がリラックスして休まっているのに頭だけが冴えているという感覚がとても心地いいんです。そうして第六感を研ぎ澄ますようにしています。
ジュ:私もラージャヨガをやっているんですよ。中村天風さんが大好きで。